土砂災害対策の知識を深める「砂防学習会」が8日、愛媛県東温市則之内の西谷小学校であり、児童27人が日ごろの備えや早めの避難などの心構えを学んだ。
 県土木職員OBらでつくる県砂防ボランティア協会と県砂防課が、2004年度から県内の小中学校を対象に実施している。
 県砂防課職員らが土石流と地滑り、崖崩れの違いを映像を使って説明。「1万5190の危険箇所がある愛媛も土砂災害が起こりやすい」と強調した。雨が降り続けているのに川の水位が下がる土石流の前兆などを紹介し「前触れを見たら逃げるが勝ち。防災マップで危険箇所を確認してほしい」と呼び掛けた。